■「お客さまは、お金を使わなくなった」という風評に惑わされていませんか
ウワサのことを風評といいます
一般的には、
「根拠のないウワサ」という意味で使うことが多いですね
景気が悪くなると、必ずでてくる「風評」があります
景気が悪いからお客さまはお金を使わなくなった
だから、モノがうれない
だから、売上げが落ちている
中には、売上げが伸びない理由として、
都合のいい「言い訳」にしている人もいる
たしかに、
景気が悪くなると、お客さまは節約志向になります
ただ、
節約志向になると、お金を使わなくなる
というのはマチガイです
お金を「使わなくなる」のではなく
お金の「ムダ使いをしなくなる」のです
「ムダ使いをしない」ために
本当に自分が求めている価値があるのかどうかということを
見極めるためのお客さまの目が厳しくなる
例えば、昔なら、
「有名・老舗=安心」というイメージだけで買っていた人も
本気で商品選びをするようになります
CMをよくやっている会社だから、間違いない商品だろう
営業マンを信用してもいいだろう
というような安易な判断をしなくなる
時にインターネットを駆使し、情報を集め、比較して、
本当に自分が求める価値に見合うものなのかどうかを考える
そう考えると、今の環境は、決して逆風ではありません
たとえ、有名でなくても
昨日、今日できた会社であっても
お客さまに安心してもらえる具体的な行動さえ起こせば、
お客さまから「選ばれる」チャンスがあるということです
お客さまは、節約志向だからモノを買ってくれない
という考え方をするから
そこをなんとかお金を使わせるにはどうしたらいいか
という自分軸の発想になる
お金のムダ使いをしないために
商品や、その会社、
そこで働く人たちを見極める目が厳しくなった
という考え方をすると
そういう目の肥えたお客さまに選んでもらえるために
自分たちがどう変わればいいか
という相手軸の発想になります
「顧客感動経営」とは、
「相手軸の思考」を究める活動です
景気が悪いからモノが売れない
という風評に惑わされて
努力するべき方向を見失わないようにしよう
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