顧客感動セミナー・講演 顧客感動セミナー・講演実績 石黒謙一プロフィール

     

■ルールを守り続ける社員より、破ることのができる社員を育てよう


お会いする経営者、幹部の皆さんの中には、
「顧客感動」ということについて、
とっても意識が高い人がいらっしゃいます

ただ、
自分の考えを社内に浸透することが難しいとおっしゃいます
組織が大きくなれば、なるほど、なおさらのことですね


社内に浸透させるために大切なことは

●決め事を「守る」体質を作ること

●決め事を「破る」体質を作ること

この2つです


●決め事を守る

これは、当たり前ですね

これができない職場は
いろんなルールを決め、それをマニュアルにしたとしても

いつの間にかルールが風化して、
それぞれが自己流のやり方でやっている
ということが起きてしまう


●決め事を「破る」体質を作る

これは、どういうことか?

「決め事を守る」

これを「会社のあるべき姿」にしてしまうと

社長や上司から言われたことを、
そつなく上手くこなせばいい

というやる気のない社員がどんどん増殖していきます

「考えない集団」になってしまうわけですね


企業にお伺いをしたとき、
業務マニュアルを見せていただくことがあります

マニュアルを見ると、
その会社が活性化しているかどうかわかります


そこで見るのは、
マニュアルが分厚いかどうかではありません

そのマニュアルが「いつ」改訂されたものかです


例えば、
マニュアルの改訂が1年前だったとします

これは仕事のやり方が
1年間、全く変わっていないということです

1年間、職場の中で創意工夫が全くされていない
といえるかもしれない


一方、常に追記、変更がされているということは
常に、より良い仕事のやり方を作り出しているということです

もちろん、
業務内容によって変わってきますが
普通、創意工夫を繰り返せば
3〜6ヶ月で仕事のやり方が変わっていかないとおかしいわけです



「どうやってマニュアルを守らせるか」
という教育は大切

でも、もっと大切なのは

「どうやってマニュアルを破らせるか」
という教育なんですね


マニュアルを「破る」というのは、
マニュアルを「無視する」こととは違います

マニュアルを破ろうと思うと、
今あるマニュアルを徹底的にやってみて、
不具合を見つけないと、破るツボがわからない


不足していること、不便なこと、
より良い方法は、徹底的にやってみるから発見できるわけです

そういう「考える集団」を作ることを活性化という


今日から、ルールを守り続ける社員より、
破ることのできる社員を育てることを考えよう



            
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